木曾御嶽 剣ヶ峰(3067m) 2013年6月22日  カウント:画像読み出し不能

所要時間  5:54 田の原−−7:45 王滝頂上山荘−−8:07 剣ヶ峰旭館−−8:10 剣ヶ峰 10:14−−10:27 王滝頂上山荘−−11:19 田の原

場所長野県木曽郡木曽町(旧三岳村)/王滝村
年月日2013年6月22日 無雪期日帰り
天候下界は晴後曇、山頂はずっとガスと強風
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場田の原に広大な駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望ガスっていなければ大展望
GPSトラックログ
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コメント毎年恒例のお手軽登山へ。朝は山頂は晴れていたようだが日中はずっとガスの中。北風が強く気温は3℃で寒かった! 残雪は50mくらいで雪は柔らかくアイゼン不要だった




朝の田の原駐車場。車は少ない 登山口の大鳥居
山頂部はガスの中。晴れるか? この時は山頂部も晴れて期待大だった
絵図
大江大権現 僅かに残雪あり
森林限界近し 森林限界
金剛童子から見た東〜南の展望(クリックで拡大)
金剛童子 やっぱ森林限界を登るのは気分がいい
コイワカガミ 8合目石室(石じゃないけど)
ハイマツの切り開きを登る 約2700m付近で雪渓あり
ガスに突入 9合目石室
  • 中央不動
>
案内図。これが出れば王滝頂上山荘はもう少し
ガスの中を登る 王滝頂上山荘。まだ営業していない
御嶽神社頂上社務所

御嶽神社頂上奥社本宮。剣ヶ峰に向かうか悩んでいる登山者あり

ガスと強風の中、剣ヶ峰へ向かう 巻き巻きオブジェ
火山ガスで青銅が変色している 剣ヶ峰旭館。ここもまだ営業前
最後は立派な階段で山頂へ 剣ヶ峰山頂。ガスの中で展望皆無
山頂標識ポイント。本当は大展望なのだが・・・・ 1等三角点
帰りがけの山頂。結構賑わっている 王滝頂上社務所前
王滝頂上山荘直下。まだまだ登ってくる 9合目くらいからガスの層を抜ける
雪渓を下る 中学生くらいの集団登山パーティー
ちょっと下ると風も弱く天気がいいのだが 森林限界を割る
最終ストレートものんびり歩く 登山口到着
最寄りの駐車場はいっぱいに近かった


 右手の怪我もそこそこ回復したがまだ完璧ではなく本格的な山はまだ無理だし、土曜日は台風崩れの低気圧の影響が残り天候に不安がある。そろそろ暑い時期だし西ほど天気の回復が早いはずなので、軽く登れる木曾御嶽に出かけることにする。ただし、強風と山頂のガスは覚悟せねばならないかもしれない。下界は日中には晴れそうだが3000mの稜線は分からない。

 金曜夜に東京を出発、伊那ICで降りて権兵衛トンネルで30分かからずに木曾谷に出られるようになったのは便利だ。王滝から田の原に向かって高度を上げていくと空が晴れて月明かりが見えてきた。これなら明日朝は好天が期待できる。田の原駐車場は10台くらいしか車は無く閑散としていた。酒を飲んで仮眠。

 翌朝、飯を食って出発。いつのまにか稜線はガスの中だが、基本的に天気は回復傾向のはずなので山頂に到着する頃には晴れてくれるか。まだ時期が早く雪渓が残っている可能性があるので念のため軽アイゼンとストックは持っていくが、それ以外は何度も歩いた道なので問題なし。大江大権現のちょっと先で僅かに残雪が登場。でも1週間くらいで消えそうな。

 7合目手前で森林限界を突破、ダケカンバから背の高い立ったハイマツ帯に変わり、それを抜ければ展望が広がる。上方には数人の登山者の姿。車が少ないだけあって人も少ない。ライチョウがいないかとキョロキョロしながら登っていくと、「グェー」と情けない声を上げながら飛ぶ姿を2回ほど見かけた。どうもあの鳴き声だけはいただけない。

 雪渓の手前で2名を追い越し、雪渓はまだ締まっていなくてノーアイゼンで問題無く通過。下りもノーアイゼンだった。雪渓を歩く距離は50mくらいだったか。ここはあと2,3週間くらいは雪が残るかな。この残雪帯を抜けると山頂までもう雪を踏む個所は無い。

 雪渓を越えるとガスの層に突入。9合目もガスの中。徐々に風が強くなってきてTシャツの上に腕カバーを装着、それでも寒くなって毛糸の帽子とネックウォーマー装着、さらに長袖シャツを着た。王滝頂上山荘直下の案内標識付近で風が強くなり体感温度が一気に下がる。

 王滝頂上山荘はまだ営業前で窓や入口には木の板が打ちつけられていた。右に曲がって神社に出ると、数人の登山者が建物の陰で休憩中、というか、この天気なので山頂に向かうか思案しているのだろう。こちらは構わず先に進む。神社を出るといよいよ風が強まるが耐風姿勢が必要なほどではなく危険性はなかった。ただし、ガスが濃くて衣類が徐々に濡れてきた。剣ヶ峰はガスで全く見えない。青銅のオブジェ、銅像は火山ガスのため青黒く腐食していた。

 冷たい風に吹かれながら剣ヶ峰への最後の登り。ドーム状のピークへの登りなので尾根は無く、火山ガスで草も無くどこでも歩けるため、今日のようにガスっているとロープが無ければ下りで迷うそうな場所だ。ガスの中から旭館が登場、ここもまだ開業前であった。

 最後は立派な階段を上って山頂の神社へ到着。濃いガスが渦巻き展望皆無、無人だった。北寄りの風が強いが銅像のある場所が高くなっていていい風除けになってくれて助かり、そこで天候回復待ち。天気は回復傾向のはずなので粘ったが、結局は一時的に青空が見えても周囲のガスが晴れることはなかった。後から登ってきた人も残念がっていた。山頂の気温は3℃、長時間体を動かさずに居座るには寒かった。私が帰る頃には山頂も賑わっていたが最後まで展望皆無のままだった。

 下山を開始するが、ガスと強風の中を次々と登ってくる人とすれ違った。9合目付近でガスの層を抜けると、下にはまだまだ人の列が。中学生くらいの集団登山パーティーもいたが、山頂であの天気では、山がきらいになってしまうかも。田の原駐車場に到着して振り返って山頂を見たが、やっぱり山頂部はガスの中だった。

 覚悟の上だったが今年最初の3000m峰はガスの中で終わった。

 

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